思い立ったが吉日生活。
2009.05.17 Sunday
五月晴れなんて言葉がある割にどうもすっきりしない天気が続きますね。今日も絶好の引きこもり日和です(何
連休中は実家の都合で故郷に帰省してました。
実際のところ法事と飼ってるウサギの世話(ケージの大掃除)くらいしかこれといった仕事はなかったのですが、それでは流石に退屈過ぎるので、運動がてら近所の山の上にある古代遺跡までチャリこいで行ってきました。坂のきついところは手押ししながらえっちらおっちら登ってトータル1時間くらい。いやぁ、思いの外しんどかった…(苦笑)
ここの遺跡は神籠(こうご)石系の古代山城の一つで7世紀ごろに建てられたものとされていますが、正確な年代や築城の目的などはよく分かっていないようです。子供の頃はただ石がゴロゴロしてるだけの殺風景な城跡でしたが、中学か高校に上がるくらいから急に大がかりな発掘調査が始まって、数年前にはメインの西門部分が復元されたのこともあってずっと気になってました。
遺跡への入り口には観光案内所があるのですが、付いた途端に夕立ちに見舞われて、先に進むことも引き返すこともできず参ってしまいましたorz
仕方ないので併設の資料館で展示を眺めながら粘ることさらに1時間、ようやく雨が上がったので急いで西門に向うことに。さらに山道を登ること5分くらい。
■まず正面に現れる角楼
城に一番近づきやすい尾根の警備のために作られたそうで、攻め込んできた敵に対して正面、左右の3方向へ死角なく迎撃できるようになっています。
■角楼から続く版築土塁の城壁
地層のような縞模様が見えますね。
外側に木の板で型枠を作り、一層一層土を入れて突き固めて作っています。ものすごい労力だなぁ…
これは当時の工法を再現して新しく作られたものですが、一度大雨で崩れてしまったそうです。発掘時に現れた土塁は鍬を入れると火花が散るほど硬かったというので、古代とはいえ相当高度な技術力が伺えます。
■復元された西門
角楼からわずか数十メートルのところに構えられた大きな門です。建物の部分は明確な資料が存在しないので、当時の工法や技術水準を参考に想像で造られたものです(屋内は立ち入り禁止)。
■西門正面
土台の敷石は出土したものがそのまま使われています。
■門に装飾された盾の文様
他の遺跡から出土した装飾品の文様を基にデザインされたものです。なんとなくエスニックな感じがするけど、カッコイイです。
■西門からの眺め
生まれ育った町が一望できます。すっかり新緑の季節になったなぁ。
■南門へと続く城郭
西門から向こうは現在工事中でした。南門、東門、北門と城の外周をぐるっとまわって一周できるようになっていますが、全周は3km近くもあってかなりスケールがデカいです。いずれは城全体を復元してほしいですね。
自分はこんな風に古墳や遺跡群に囲まれて育ったこともあって古代への関心が結構強いので、こういうものに触れると古代人の力強さみたいなものが感じられてワクワクしてきます。謎が多く残されているところがまたいい。
ちなみに当日は生憎の天気だったとはいえ、連休中ともあってこんな山の上でも結構な人出でした。
帰りに雨上がりの新緑の中を勢いよく駆け降りたらメチャメチャ気持ち良かったです。うん、やっぱり来て良かった。
次に帰省できるのはお盆くらいかなぁ。去年は院試でずっと忙しかったから今年はちゃんと帰れるといいですけどね。
そういえば、いい加減夏コミのこと考えて動き始めないとヤバいかも…
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